こんにちは!
今回は伸筋腱脱臼(ボクサーズナックル)という疾患のお話しです。
まず、伸筋腱脱臼とは?と思いの方も多いかと思います。
伸筋腱脱臼とは別名でボクサーズナックルというように、
拳のところで起こる疾患で、伸筋腱の脱臼です。
本来はこの伸筋腱というものは、中手骨頭(拳)の上を通り、
指を曲げ伸ばしする際に腱がズレないように補強する軟部組織があります。
画像では、真ん中を通る縦の白いものが伸筋腱です。
そして、それをズレないように補強しているのが軟部組織になります。
では、この疾患。
どうして伸筋腱がズレるのか。
それは大きな外力が加わった際(パンチなど)に軟部組織が破れてしまうためです。
軟部組織が破れて補強するものがなくなった伸筋腱は
指の曲げ伸ばしなどの際にこのようにズレて(脱臼)しまいます。
また、ズレる際に腱とその下の組織の間で摩擦が起きてしまい、
炎症が起こってしまう可能性もあります。
そして、なぜ本日この記事を載せたか。
実は私もこの伸筋腱脱臼を起こしています。
私が伸筋腱脱臼になったのも、やはりパンチでした。
相手のアゴにパンチを放った際に受傷しました。
※ケンカではではなく、ボクシングです。ご安心ください。笑
私の場合は日常生活には問題がない程度ですが、
やはり、指の曲げ伸ばしの際に腱がズレることがあります。
参考までにこちらの動画をご覧ください。
※私の手です。
↓↓↓↓↓
コメントをお書きください
匿名 (土曜日, 03 3月 2018 20:50)
その後の怪我の容態はいかがでしょうか?
千住スポーツケア整骨院 (月曜日, 05 3月 2018 15:19)
匿名様
コメントを頂きありがとうございます。
ケガをしてからは5年ほど経過しました。
中指を示指側に傾けながら曲げると今でも腱は動きますが、日常生活でそのように中指を曲げることはなく、意図的に動かした際にも疼痛はない為、日常生活に支障はありません。
御答えになっておりますでしょうか?
是非、一症例として参考にしていただければと思います。