こんにちは。
メディカルトレーニングコーチの馬場大輔です。
お皿周囲の痛みについて、
最近はお皿周囲の不調を訴えていらっしゃる方が多いです。
今回はその症状になってしまうメカニズムと改善方法をお伝えしていきます。
膝のお皿は大腿四頭筋といってももの前側の筋肉の影響を強くうけます。
この筋肉は骨盤から膝の下の骨(脛骨)に付着しています。
お皿周囲の症状、特に膝の上下症状は
ジャンプやターンといった動作の繰り返しにより発生することが多いです。
競技としてはバレーボールだったりバスケットボールに多いのでジャンパー膝ともいわれています。
ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に行うスポーツでは、
大腿四頭筋が使われすぎ緊張して引っ張られることで
膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨結節にまで過度な牽引力が繰り返し加わることで、
膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします。
ランナーの故障でも多く見られます。
ランニングの動作は片脚立ちの連続で、
小さくも跳んで着地する跳んで着地するの連続動作だからです。
大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉です。
ランニングの場合の働き方としては、着地時に曲がる膝に対してブレーキをかけて、かつそこから踏ん張って(大げさに表現していますが)また膝を伸ばしていくということを繰り返します。
そのため大腿四頭筋には過度な負担がかかり
ちょうど膝の曲がるところ周囲には微細な損傷が起こりやすくなるのです。
原因の一つとして私がポイントとしているのが、
足首の背屈(反る動作)の制限、股関節の屈曲の制限です。
ここの動きをしっかりと回復させていかないと、痛みは治まっても原因となる動きは変わっていないのでまた同じ症状を繰り返してしまう可能性があるのです。
こんな感じのサイクルになってしまいます。
休んで症状が収まる
→ しかし休むことで筋力が落ちる
→ その状況で再開する
→ 直ぐに再発してしまう
負の連鎖が始まります。
原因となっている使い方は変わっていないので、
弱っているところに再び負担がかかり
簡単に再発をしてしまうのです。
それでは足首、股関節の可動域の簡単な確認の仕方を紹介します。
『しゃがみ込みテスト』
落ち込んでいるような方の写真ですみません。
まずはこのようにしゃがみ込んでください。
踵が浮かなければその方がいいのですが(つま先立ちの状態)、
できなければ踵を上げてしゃがんでみてください。
この写真ではわかりずらいのですが、
足の指先が膝に対して外側に向かっているように見えますね。
膝から下の骨が外に向かって捻られている状態となります。
足の指先に対して膝が内側に入ってしまっえいる状態です。
この写真の方は典型的な膝の障害の悪しきといっていい体の使い方をしています。
逆に股関節が硬くて座り込めない方もいらっしゃいます。
そのような場合は後ろの倒れ込んでしまいそうな感覚になります。
いかがでしたか?
まず踵を上げないでしゃがみこめない方も多かったのではないでしょうか?
そしてしゃがみこめても足の指先が外に向いてしまいませんでしたか?
外を向いていなくても外に向けたくなる感覚がありませんか?
うまくできない方が多いのが臨床での現状です。
多いのです、そのような方は。
当院では様々な評価をして現在の痛みの原因となっている、関節の位置関係についてお伝えしています。なぜなら負担のかからない使い方ができていれば痛みとなって現れることが少ないからです。
その評価のテストの一つがこのしゃがみ込みです。
このテストで痛みがあるのならば、うまくしゃがみこめるように導いていくことで痛みが軽減することとなります。
軽減したならば、うまくしゃがみこめるように施術をしていくのみです。
なかなか症状が変わっていないという方、
もしかしたらこのような誤動作が原因かもしれません。
体は整えるだけでなく、うまく動いていくことが大事です。
でも自分自身でコントロールできないこともあります。
その原因は組織同士がくっつきあってしまう癒着があるからかもしれません。
ご相談ください!^^
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