今日はぎっくり腰やぎっくり首(寝違え)などの急性症状について
お話ししていきます。
腰痛は様々な症状があります。
様々症状についてはこちらをご覧ください。→ 腰の痛み
急性症状が起こると炎症により自発痛や安静時痛が3日間ほど続きます。
その間の痛みは緩やかですが治まってきますが、
動けないほどの痛みが起こってしまった場合は、はじめの3日間はある程度の覚悟が必要となります。
この炎症が起こってしまっている3日間は何もしようがないのか?
というふうにも取れますがそんなことはありません。
急性症状のこの時でも骨盤の関節の位置関係に問題があれば
しっかりと整えておく必要があります。
もちろん整えるのは関節の位置関係だけではなくて
神経や血管などの癒着もできうる限り解決しておくといいですね。
急性期を過ぎて痛みが治まってきたときに、二次的な痛みが目立つような状況でした。
まとめると、
炎症による痛み、
患部関節の異常運動による痛み、
筋スパズムによる痛み、
が順番にやって来ます。
それぞれに対する対処を誤らなければ、順番にやっつけて行くことができ、治療期間を最短にできると考えています。
以下一例です。
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【頚椎捻挫の急性症状】
頸椎捻挫から36時間ほどで自発痛、安静時痛が軽減に向かい、炎症の鎮静化が体感されました。一方、右C3/4椎間関節へのストレステストでは強い疼痛が確認されました。
48時間ほどすると、患部から僧帽筋、肩甲挙筋、棘上筋、三角筋にまで伸張痛が出現。上肢の運動や肩にカバンをかけても痛む状態となりました。筋間の滑走不全による過緊張の伝達と思われるため、リリースを随時実施。一方、ストレステストの痛みは軽減に向かい、頸椎の伸展・左回旋の可動域は拡大してきました。
60時間で痛みの大部分はスパズムの痛みとなり、手が届くところは解決できる状態になってきました。しかし不意のくしゃみではまだ患部に激痛が走ります。
現在1番の痛みは、屈曲時の肩甲挙筋、側屈時の僧帽筋・棘上筋となり、いずれも伸張痛です。そこからはスパズム(筋肉の過緊張)の原因になっていた筋の癒着をリリースしていきました。朝起きるとほぼ痛みは消失に近い状態にまで改善していました。あとは違和感程度です。
発症から84時間(3.5日)、ほぼ症状消失なので自発痛を伴う急性症状からスタートした頚椎捻挫の治療経過としてはスムーズな回復だったと思います。
眠れない2日間はどうしようもないしんどさがありましたが、炎症症状がある中でも頚椎運動を正常化するための原因因子に対するリリースを行っていたので、炎症が収まると二次的な痛みが目立つような状況でした。
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PS:先日、急性腰痛を起こしてしまいました。
記憶に残る腰痛自体がほとんど経験がないのですが、患者様に向かって前かがみをしようとしたところ右骨盤に「ビキッ」という電気の走る痛みが2度起こりました。
1度目で「これはヤバい」とすぐに体勢を戻したのがよかったと思います。深く行き過ぎていたら間違いなく固まってその場から動けなくなるほどの痛みを患っていたことと思います。
症状としては右仙腸関節炎です。
浅部先生に骨盤を見てもらったところ骨盤には左右差が生じており、さらに仙骨が正常な位置から逸脱した位置になっていました。
骨盤の関節の位置関係を整えてもらいましたが、急性症状の炎症がある今は痛みはやはりとれません。靴を履いたりする前かがみ姿勢がとても辛かった。
3日は我慢だと思って今日になりました。
昨日より一気によくなり少し不快感がある程度まで回復しました。今は痛みはなくなりました。
体の知識があると慌てることもないく安心していられることを実感。
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