世間的にもあまり馴染みのない「椎間関節性腰痛」。
今回はその椎間関節性腰痛を説明していきます。
🔷発生のメカニズム
椎間関節性腰痛とは、名前の通り『椎間関節』という関節が
原因で引き起こされる腰痛になります。
椎間関節とは、背骨と背骨をつなぐ関節で脊柱の後側にあります。
特に腰椎の下部で起こることが多いです。
この椎間関節が急な外力や歪みなどによる慢性的な負荷によって
炎症を起こしたものが椎間関節性腰痛になります。
🔷椎間関節腰痛を引き起こしてしまう原因
椎間関節性腰痛を起こしてしまう原因としては
・骨盤の歪み
・肋骨の歪み
・加齢に伴う椎間板の変形
・急な伸展外力、側屈外力
・不良姿勢の持続 etc.
上記のような原因が考えられます。
🔷症状
脊柱の棘突起(体表から触れられる背骨の部分)の際2~3cm付近が痛みます。
また、椎間関節に負担がかかる動作(伸展、側屈)を行った際にも
運動時痛が見られます。
🔷治療
まず行っていくことはアライメント(骨格)を整えることが重要です。
肋骨や骨盤が歪んでいると、それに応じて脊柱も捻じれていきます。
人間の身体には正面を向くという習性があるため、
捻じれた背骨の上下で反対側へ捻じれてしまいます。
それを防ぐためにも肋骨、骨盤を正しいアライメントに整えておく必要があります。
当院ではこの肋骨や骨盤の歪みを整えていくこととして
組織間リリースを行って骨盤を歪ませてしまう阻害因子を取り除く治療を行っています。
組織間リリースとは、
ストレッチやマッサージとは違い、筋肉を伸ばしたり血行を良くしたりするということではなく、くっつき合っている組織と組織(皮膚と皮下組織、筋肉と他の筋肉・靭帯や関節包などの疎性結合組織)を剥がす施術です。
癒着が起こることにより本来なら普段使わない筋肉も
くっつき合っているしまっているため
他の筋肉の影響を受け過度な負担が増えてしまうのです。
更にその影響は筋肉だけでなく、骨格を歪ませることにもつながっていきます。
剥がれた組織は本来のスムーズな動き、正しい骨格を取り戻し
局所へのストレスを軽減してくれます。
正しい骨格を獲得することで、肋骨と後面で関節している胸椎や
骨盤と関節している腰椎が整い、椎間関節への負担が減ります。
あなたの椎間関節性腰痛を繰り返さない方法は、
「痛みを起こしている症状(痛いところ)に対してではなく、
その原因(全身)に対して、
適切な治療を行なうこと」です。
繰り返してしまう症状でお困りの方、それは自分自身でコントロールできないことが原因かもしれません。
一度ご相談くださいね^^
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