膝を曲げると痛い、しゃがむと痛い、お皿の下が痛いなど、日常生活でも、ランニング障害としても、またジャンプの多いスポーツにもこのように体の不調を訴える方がたくさんいらっしゃいます。
今日はそんな症状として考えられる、
『膝蓋下脂肪体の症状』について原因と対処法についてお伝えしていきます。
🔷『膝蓋下脂肪体』って何?
膝蓋下脂肪体とは膝のお皿の下の隙間を埋める脂肪の組織です。
お皿下部から脛骨粗面と言われる突起を膝蓋靱帯でつないでします。
この膝蓋靱帯の裏っかわには隙間が空いており、その隙間を脂肪(右図黄色の部分)が埋めているのです。
脂肪体の中にはたくさんの神経線維あり炎症が生じると、
神経線維が多いだけに膝の中では痛みを感じやすい組織と言われています。
🔷膝蓋下脂肪体炎という結果を引き起こすもとになる要素
膝蓋下脂肪体は膝関節の外傷や、繰り返される機械的刺激が加わることで、
脂肪体自体に小出血や炎症性細胞の浸潤というものが生じます。
そうすることで、膝蓋下脂肪体に炎症(腫れ)が生じ、
脂肪体の線維化が起こり、脂肪体の柔軟性が低下します。
結果として、大腿脛骨関節(膝関節)や、膝蓋大腿関節(大腿骨とお皿)で
脂肪体の挟み込みが生じ、
痛みとして症状が出現します。
また脂肪体の挟み込みによる痛みとして臨床で多いと感じているのは
膝蓋大腿関節(大腿骨とお皿)です。
これは多くのこの症状の方は『膝蓋骨低位』となっていることが多いからです。
下の絵でわかる通り高位と比べると脂肪体が挟み込まれるのも理解できることと思います。
その他、使い方による様々な要素が絡んでおります。
股関節不安定性・筋力低下
大腿筋膜張筋のタイトネス(もも外側の筋の硬さ)
足関節の回内不安定性
踵の外がえし運動の増大
下腿の外旋・外方変位
距骨下での内反変形
前足部での回外変形
膝蓋骨の外方変位
股関節から下に特に症状を引き起こす要素があります。
ですが、
その引き起こす要素も結果としてで全身が関わっています。
骨盤や股関節や足関節、脛腓関節の可動域の低下から
アライメントに異常(ニーイントゥアウト、偏平足など)をきたし、
動作中に脚に生じる負荷の分散が上手くできないことから
過剰な負荷にさらされた部分に障害が生じていると考えています。
🔷治療
この症状は、負担のかかる動きの繰り返しによる使いすぎの症状です。
したがって受傷直後の炎症期では、局所の安静が大事ですので、テーピングなどで負担をかけないことも大事となってきます。
しかし当院では、
局所の安静期から関節の位置関係を整えていくことを行って
早期回復、予防に力を入れています。
今後同じような症状を繰り返さないために、
負担のかかる使い方を改める必要があります。
しかしの前に使い方を改めるにも
その使い方を阻みブレーキをかけてしまって
負担のかかってしまう使い方になってしまっているところを
緩めていく必要があります。
硬くなった局所に加わるストレスを減少させるということです。
ここで行っておきたい治療は、当院の癒着剥がしという技術です。
くっつきあってしまっているところを剥がして本来あるべきスムーズな動きを引き出していく治療です。
この症状では
お皿の骨を外側に引っ張ってしまっている組織を剥がしたり、
膝蓋靱帯と脂肪体の癒着を剥がしたりすることをまず行い、そのように癒着してしまっている要因を定めて整えていきます
これを行うことにより、ストレッチやマッサージでは得ることができない、良くなった動きの持続を得ることができます。
根本改善の秘訣はここにあります。
そして
炎症期が終わったら早速使い方を改めることを行っていくことが大事。
セルフケアのエクササイズが豊富で、
自分でできることを提案しているのも当院の特徴です。
あなたの腸脛靭帯炎を繰り返さない方法は、
「痛みを起こしている症状(痛いところ)に対してではなく、
その原因(全身)に対して、
適切な治療を行なうこと」です。
繰り返してしまう症状でお困りの方、それは自分自身でコントロールできないことが原因かもしれません。
一度ご相談くださいね^^
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