『足の土踏まずのところの骨が他の人より出っ張っている』
そんなお悩みをお持ちの方は比較的多いかと思います。
その症状は『外脛骨障害』かもしれません。
外脛骨障害とは?
外脛骨障害とは足部の舟状骨という骨のところに外脛骨という骨があり
それが舟状骨と癒合、もしくは種子骨として介在している状態のものがあります。
以前にブログでも紹介させてもらった『三角骨障害』と同様に
外脛骨は本来は存在しない過剰骨になります。
※上の画像の骨模型では内側アーチ(土踏まず)が完璧に潰れてしまっているため
舟状骨がかなり突出して見えますが、実際はアーチがあるため
もう少し舟状骨の突出は目立ちません。
この舟状骨の先端部分に過剰骨の外脛骨が付着、または介在することで
土踏まずのところの出っ張りが強く見られます。
出っ張っている状態だけでしたら、靴に当たるなどの弊害はありますが
存在していることによる影響はほぼありません。
しかし、運動を盛んに行っている小学生の高学年から中学生にかけては
この外脛骨が痛みを発する場合があります。
痛みが出てしまっている場合は『有痛性外脛骨』というものになります。
舟状骨に付着する後脛骨筋が外脛骨に付着し、
その筋肉に引っ張られることにより痛みが出てきます。
上には後脛骨筋と屈筋支帯の写真。
後脛骨筋は左の画像のように走行をしていて
右の写真の屈筋支帯という組織の下を走行します。
この屈筋支帯の部分での屈筋支帯や別の筋腱との癒着も原因として考えられますが
一番大きい原因は、回外足(扁平足)です。
後脛骨筋は内側アーチを引き上げるために作用する筋でもありますが
その内側アーチが低下しているため、後脛骨筋による
舟状骨への牽引のテンションが強くなり痛みを引き出してしまいます。
内側アーチを改善するためには
・足部の筋や組織の癒着を開放し骨の配列を整える
・足関節(足首)の配列を整える
・ニーインしないように膝や股関節の矯正
・使い方の矯正
以上のように同じ症状を繰り返さないために
徒手療法で癒着を開放するだけなく使い方の矯正として
運動療法なども行っていく必要があります。
症状を根本から改善するためには
症状だけではなく、身体全体へのアプローチが重要です。
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