ゴルフ骨折はご存知でしょうか?
ゴルフをやられる方は聞いたことがあるかと思いますが、
やらない方にはさっぱりな骨折です。
今回はそんなゴルフ骨折を説明していきます。
ゴルフ骨折とはゴルフスイングによる肋骨の疲労骨折です。
肋骨の骨折と言えば、転倒の際に肋骨を強打した際や
くしゃみなどの強い筋収縮よってに起こるイメージが強いですが、
ゴルフ骨折の場合は、ゴルフスイングによる疲労骨折です。
もちろん疲労骨折だけでなく、スイングの際の筋収縮で
骨が損傷する場合もあります。
ゴルフ骨折の好発は第2~9番の肋骨で、利き手(ゴルフの構え)と
逆の肋骨の肋骨角という部位が骨折します。
赤く○が付いている部分が肋骨角です。
この部位が損傷するため、スイングはもちろん、体幹の側屈、屈曲や伸展でも
肩甲骨と脊柱の間に疼痛が発生します。
原因としては、『飛ばしてやるっ!』と思い無理なフルスイングなどにより
肋骨が肋間筋に引っ張られて起こります。
一回のスイングで肋間筋に骨が傷つくほどの牽引が加われば
骨折するのはもちろんですが、
小さい牽引力を繰り返し受けることで疲労骨折を起こします。
外傷性の肋骨骨折であれば、骨片による損傷(気胸などの内臓損傷)が起こる
リスクはありますが、ゴルフ骨折の場合は使い過ぎによる疲労骨折のため、
骨折部の転位や変形は少なく、合併症も起こることは稀です。
治療としては、疼痛が強ければさらしで肋骨を固定、
そこまで強い疼痛がない場合はテーピングを貼り、3週程ゴルフは中止です。
また、疼痛が引いたらOKというわけでもなく、フォームの修正が必要になります。
当院ではリアラインコアを使って身体の使い方を覚え込ませていきます。
リアラインコアは動きながら関節を正しい位置に整え、
かつ正しい骨盤の状態で正しい筋活動を再学習できるというツールです。
上の写真はリアラインコアを使用している写真ですが、
右の写真は、ゴルフのスイングに対するアプローチをした際の写真です。
この写真の際は、まずは基本動作で骨、肋骨を整え
テイクバック、ダウンスイング~インパクト、フィニッシュと
それぞれのフェーズを繰り返し行い、その後一連のスイングの流れを
繰り返していくというアプローチをしました。
身体をしっかりと使えるようになると、
飛距離、正確性だけでなくケガのリスクも減っていきます。
効率的に身体を使って、ケガから回復するだけでなく
スコアも伸ばしていきたいですね。
「施術の前後で体の変化が体感できる」
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