皆さんは骨端症というケガはご存知でしょうか?
あまり聞きなれないという方も多いかと思います。
しかし、「オスグッド」や「セバ―病」と名前は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、この2種類のケガも骨端症の中の1つです。
今回はそんな骨端症について説明していきます。
まず骨端症の説明の前に、押さえておきたいワードとして「骨端成長軟骨」があります。
以前、このブログでも「骨端軟骨損傷」という記事を書いた際に「骨端成長軟骨」について説明をしましたが、再度説明をしていきます。
※骨端軟骨損傷のブログはコチラから
骨端成長軟骨とは、骨の長軸方向への成長を担う軟骨組織です。
骨端成長軟骨は男性は約18歳、女性は約16歳で骨化(骨の種類や個人差によって年齢は変わります)しますが、それまでの期間は名前の通り軟骨組織で形成されるため、レントゲンには映りません。
この骨端成長軟骨に成長ホルモンが作用することで骨端成長軟骨の細胞が増殖していき、骨は長軸方向へ成長し、背が伸びていきます。
その骨端成長軟骨に成長の過程で痛みを出してくるのが「骨端症」です。
骨端症は骨端成長軟骨にかかる負荷や刺激によって発症します。
骨端症は種類が多く部位によって名前も変わってきます。
中でもとくに有名なのが
・オスグッド・シュラッタ―病(膝・脛骨粗面)
・セイバー病(踵)※セバ―病、シーバー病などの呼び方もあります
・第1ケーラー病(足部・舟状骨)
・第2ケーラー病(足部・第2中足骨)※フライバーグ病とも言います
・ぺルテス病(股関節・大腿骨頭)
以上の5つです。
当院の患者様でも特にオスグッドとセイバー病でお困りの方が多くいらっしゃいます。
この2種類に関しては、骨の成長に対し筋肉の柔軟性が伴っていない場合に筋肉の停止部(骨端成長軟骨)が引っ張られ痛みを出してきます。
特に筋肉が比較的発達していると引っ張られるストレスも大きいためスポーツをやっている患者様が多いです。
他の骨端症に関しても、アライメント異常(歪み)やそれによる使い方の違いによってストレスが掛かり続け症状が出てきます。
ペルテス病は症状が進行すると、接骨院で対応できる範囲を超えてしまうため、整形外科にて手術の可能性も出てきます。
ではなってしまった場合はどのようにすれば良いでしょうか?
まずはスポーツ活動をしているのであればお休みをする必要があります。
熱を持っている場合は炎症反応があるサインなのでアイシングも必要です。
しっかりと負担のかかりにくい状態にならなければ、仮に痛みがなくなったとしても痛みが再発するリスクが高いです。
また、治療をしながらスポーツ活動となると鼬ごっこになってしまうことも良くあります。
しっかりと症状、現在の状態を説明した上で治療を進めていく必要があります。
運動をしていない場合でも、体育などの運動は避けたいです。
しっかりとアライメントを整えつつ、筋肉のストレッチや歪みの修正といった原因となる因子を取り除くことが重要です。
『成長痛だから』と放っておくと、かなりの期間痛みを抱えることになってしまうので、適切な処置を施しましょう!
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