こんにちは。
ゴルフのレッスンに行った際に『手打ちになっている』、『腰を回せ』と言われているものの、うまく使えない。
そんなお悩みをお持ちの方が非常に多いと思います。
今回はそのお悩みについて、説明していきます。
まず、ポイントになってくるのが臀部の筋肉です。
臀部の筋肉は3層になっており表層から大殿筋、中殿筋、小殿筋という筋肉が存在します。
臀部の筋肉の全体の役割としては、
・股関節の伸展(脚を背側に曲げる)
・股関節の外転(脚を外に開く)
・股関節の外旋(指先が外を向くように捻る)
以上の動きが代表的です。
大殿筋に関しては、他にも骨盤を安定させるなどの役割もありますが、今回は割愛します。
今回の最重要といっても過言ではないのが中殿筋と小殿筋です。
中殿筋は股関節の外転に強く働く筋ですが、股関節外旋の際にも非常に重要な筋肉となります。
また、関節を動かすだけでなく、歩行時などには荷重側(軸足)の抗重力筋として力を発揮します。
例えば、駅のホームで電車を待っている時にどっちの脚に体重をかけて立ちますか?
おそらく何の抵抗もなく荷重できる方と、違和感を感じる方があると思います。
先程も説明いたしましたが、中殿筋は荷重側の抗重力筋としての働きを持っています。
ということは違和感がある方(非荷重側)に比べ、抵抗なく荷重できる方(荷重側)が過度に使われる場面が多いということになりますね。
小殿筋は中殿筋のサポートのような役割もありますが、筋肉の走行が違うため、角度によってどちらが優位に働くか変わってきます。
しかし普段の立位姿勢だけでなく中殿筋と小殿筋が過度に使われることによって筋肉痛などが起こると筋同士の癒着が起こり、お互いの筋活動を邪魔しあうような状況になってしまうので、より負担がかかりやすくなります。
さて、ゴルフのスイングに照らし合わせてお話をしていきましょう。
ゴルフのスイングは『股関節の内旋』が非常に重要になってきます。
中殿筋と小殿筋は『股関節の外旋』に力を発揮する筋肉の為、この二つの筋肉が過緊張や異常筋活動を生むと股関節内旋制限を生んでしまいます。
特に腰を回す際には後側(右スイングなら右脚)の脚の蹴りが必要になるのですが、蹴るためには股関節の内旋が必要なため、制限があるとうまく腰を回せない状況に陥ってしまいます。
では、改善にはどのようにしていけばいいでしょうか?
まずは中殿筋と小殿筋の癒着を剥がし、滑走性を出す必要があります。
そのために、組織間リリースを行います。
これを行うことにより、ストレッチやマッサージでは得ることができない、良くなった動きの持続を得ることができます。
本来は股関節内旋の際は小殿筋上を中殿筋が滑るのですが、癒着が起こるとブレーキがかかり、内旋がうまくできません。
これだけでもかなり股関節の内旋が出やすくなりますが、
その後にリアラインコアを使い運動療法として正しい筋活動を再学習していきます。
リアラインコアだけでも骨盤の回しやすさを実感できますが、
癒着剥がしと合わせることで、より効果を実感できます。
スクールでコーチに言われてもできなかったのに、
こんなに簡単にできるようになるのか!
という感想もいただいています。
ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください!
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