こんにちは。
最近、肩に関する記事をいくつか書いていきましたが、今回も少しその関連で肩の後方の痛みについてご紹介していきます。
実際に当院でも何例か来院されました。
野球のをやっている方に比較的多いケガでした。
ではご紹介していきますね。
まずは痛みの位置ですが肩後方ということで紹介しましたが、具体的にはこちらです。
肩後方がストレッチされる動作や、三角筋に収縮が入る時に痛みを発します。
投球でいうとリリースした後に痛みが出ることが多いです。
肩の関連の記事でほとんどと言っていいほど紹介している後方タイトネス。
もちろんその関連は捨てきれないというか、関係はあるのですが今回はその中でも腋窩神経に注目をしていきます。
腋窩神経は腋窩(わきの下)にある神経で、鎖骨の上あたりにある腕神経叢から鎖骨の下、そして小胸筋の下を通り腋窩に到達します。
三角筋の運動と肩の外側の感覚を支配しています。
その後、クアドリラテラルスペース(上腕三頭筋、大円筋、小円筋、上腕骨の間の四角の空洞)を通り上腕へと神経を伸ばしていきます。
上記で説明した走行は腋窩神経の本幹ですが、今回の記事で重要なのは腋窩神経から枝分かれをして三角筋の表面に枝を伸ばす上外側上腕皮神経です。
なかなかいい画像がなかったので、この画像でご容赦ください。
この神経が後方タイトネスで圧迫を受けたり、神経の癒着によってストレスに対する逃げ場をなくすと肩後方に鈍い痛みを伴います。
特に投球におけるリリース時は三角筋に収縮が入るだけでなく、肩後方の皮膚が引っ張られるので、神経自体がコリっと逃げられない場合は皮膚に圧迫されることにも繋がります。
では改善に向けてはどのようにしていけば良いでしょうか?
まずは組織間リリースを用いて組織同士の癒着を剥がしていくことが重要です。
肩関節周囲の筋同士の癒着もそうですが、神経自体も三角筋との癒着があるとストレスを受けやすくなってしまいます。
その癒着を剥がすことでストレスのない方へ神経が逃げることができるので、負担はかなり軽減されます。
他にも、肩の関節運動を安定化させる必要があるので、直接の関係性は少ないですが運動療法も必要かと考えられます。
詳しくは↑をご参考ください。
肩の痛みは長引きやすく、長引くと症状改善まで時間がかかることも多々あるので、早めに医療機関にご相談ください。
お困りの方は是非、当院でもお待ちしております!
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