久しぶりのブログ投稿となってしまいました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で前回(2020年4月から)に続き、今回も緊急事態宣言が発令されましたね。
この緊急事態宣言を受けて、在宅ワークに切り替わった方も多いのでないでしょうか?
当院の患者様も在宅ワークに切り替わった方が多く、その中でも多いお悩みが『座っている時間が多くなり、腰への不安が増えてきた』という声です。
緊急事態宣言前からよく見られた症状ではありますが、最近また多く見られる腰痛。
今回はそんな腰痛の中でも『前屈での痛み』という部分に絞り、当院でよく診る腰痛についてご紹介していきます。
ボリュームが多くなりそうなので、2回に分けてますね。
まずは、前屈による痛みを以下の2つに分類します。
①筋性の痛み
②神経性の痛み
今回は①筋性の痛みです。
筋性の痛みとしてよく見かける痛みの部位は以下の3部位です。
まずは画像の赤○の部位です。
この部位はちょうど腰椎のキワの部分になります。
前屈時にこの部位に痛みを出す方のほとんどが、腰の重要な関節である仙腸関節が開き気味(不安定)です。
仙腸関節は上半身の体重を受けながらも、下肢からの反力も受ける関節のため、安定している必要があります。
しかし、大腿部外側の緊張などにより仙腸関節が離開するストレスが掛かります。
仙腸関節が離開してしまうと体幹部の要である腰が不安定になってしまいます。
そこでがんばる筋肉が、仙腸関節を跨いでいる大殿筋と腰部多裂筋です。
特に筋出力の高い大殿筋が作用してほしいのですが、大殿筋は下縁が他の組織と滑走不全(癒着)を起こしている場合が多く、仙腸関節を安定させるために機能しないため腰部多裂筋が緊張状態になります。
緊張状態にある多裂筋が前屈によって緊張しながら牽引されるので、結果として腰部多裂筋が存在する腰椎のキワに痛みを出してきます。
続いて画像の黄○です。
この部位は殿部の筋肉である中殿筋が存在する部位になります。
中殿筋は立位にて体幹を支える上で重要な筋肉となり、下層では小殿筋、下縁で梨状筋と接しています。
本来は前屈の際は小殿筋や梨状筋に対して、中殿筋はその上をスライドするように動くのですが、この部位で筋肉同士の滑走性が低下することによって前屈時の中殿筋がスライドすることが出来なくなってしまいます。
結果として中殿筋がストレッチされる動作や収縮の際に、他の筋肉に邪魔をされるような形になり負担が掛かり、痛みとして現れてきます。
最後に画像の青○です。
この青○の痛みの部位ですが、黄○の中殿筋の部分とも少し関わりがあります。
股関節に限らず、関節は『滑りと転がり』という性質を持っています。
簡単に説明すると、関節運動の際に関節内で骨が転がるだけでなく滑るように移動をします。
今回の体幹の前屈に当てはめると、股関節は屈曲をするため滑りと転がりの観点から、大腿骨頭が後方に滑ります。
しかし、中殿筋や梨状筋といった股関節後方の筋肉がタイトになると後方移動が出来ないため、円滑な関節運動に支障をきたします。
そうなった時に起こる代償動作が腰部を頼った屈曲です。
股関節がうまく屈曲できない分、腰を丸めて前屈をしようとするので腰椎を前彎させるための筋肉が過度に働き、その動きが日常的な筋の過度な反応(筋スパズム)に繋がります。
今回は筋性の痛みに絞った前屈での腰痛を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
当てはまるものがある方は是非、ご相談くださいませ!
改善方法は、、、
来院時のお楽しみ!(笑)
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