こんにちは。
過去の記事で野球やゴルフ、サッカーなどについては触れたことはございましたが、今回はダンスについて症例(?)も含めて紹介していこうと思います。
お悩みはダンスにて『切り返しで脚を入れ替える際に足元が安定しない』というお悩みでした。
患者様がやられているダンスはパートナーのリードに対して脚を前でクロスさせて切り返すジャンルです。
脚の動きのイメージとしては、バスケットボールのピポットのイメージです。
ここでまずチェックしたのが股関節、膝、足首、足部の状態です。
股関節
このダンスにおいて重要な役割を果たすのが、股関節の内旋です。
脚を前でピポットのようにクロスするということは、両股関節は内旋位になります。
しかし、今回お悩みの方は股関節の外旋筋が優位に働いており、内旋に対する可動域が少なかったです。
膝
膝は下肢の動きにおいて、非常に重要な関節です。
特に注意すべき点は、膝関節における下腿の外旋です。
下腿の外旋とは太ももの骨に対してすねの骨が外側に捻じれた状態になります。
下腿が外旋すると、巷でも耳にする機会も多いかと思いますが、前十字靱帯損傷や半月板損傷といった大きなケガにも繋がりますし、安定性という面でも外旋はしたくありません。
が、膝のチェックをしたところ軽度ではありましたが下腿の外旋が見受けられました。
足首
足首でよく聞くケガと言えば捻挫ですよね。
捻挫は足首のハマりの悪さによって罹患しやすくなります。
ハマりが悪い場合、多くのパターンが距骨(踵の方の骨)が回外します。
回外は簡単に言うと捻挫の肢位です。
回外している方はカーフレイズ(つま先立ち)の際に自然に小趾側に荷重してしまったり、脚をブラーんとさせた際に自然に足趾が内側に向くようになってしまいます。
ピポットで踏ん張る際は母趾球で踏ん張りますが、距骨が回外するということは脚をついた際に自然と小趾側で着地しやすい姿勢となってしまいます。
チェックでは少しだけ足首の修正が必要でした。
足部
足部とは足首より先の部分を指します。
足の甲の辺りで踵側の足根骨と足趾側の前足部に分かれますが、この前足部が回外してしまっているパターンが多いです。
前足部の回外はやはり母趾球荷重においての大きな障害となります。
今回のチェックでは足部の回外は見受けられませんでした。
では施術の内容ですが、まずは数回に分けて制限をしている部分を取り除いていきました。
ここについてはどこかの機会でまたご紹介していこうと思います。
(もうすでにブログ内で紹介しているかもしれません)
そして次は使い方を変えるために運動療法を取り入れました。
制限がなくなったからと言って、使い方が変わるわけではないので身体が再学習しやすい状況にあるうちに行う運動療法が非常に大切です。
行った運動療法はリアラインコアとバランスシューズです。
リアラインコアは骨盤や胸郭に装着して動かしていくことで、関節を整えながら正しい骨格での正しい筋活動を再学習できるツールです。
股関節の内旋可動域が上がっても、使い方がわからなければ同じ使い方を繰り返してしまいます。
その為、リアラインコアを装着しながらダンスの動きを行い、正しい動きを身体に覚え込ませていきました。
そしてバランスシューズ。
バランスシューズはニーインしてしまう膝に対して、装着しながら膝の方向などを気を付けつつ運動を行っていくことで、正しい関節運動に導いてくれます。
今回は膝関節用を利用しましたが、足関節用のバランスシューズは母趾球への荷重がスムーズになりますので、今後足関節用にシフトしていく予定です。
この様に制限をかけている部分を取り除くだけでなく、そこから正しい動きを身に付けていくことがお悩みの改善に一番の近道です。
お困りの方は是非一度、ご相談くださいませ!
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